『シングルマザーが子どもと生き抜くための支援プロジェクト』一環で、『シングルマザー秘書養成プロジェクト』をスタートしました。勿論どのようなボスにつくかにもよりますが、「秘書」という仕事は子育て中のお母さんは家庭の事情に合わせた働き方を選ぶことが出来る場合も多く、出社での就労も在宅での就労も可能で、時給も一般事務などと比べると高い傾向にあるので、シングルマザーの収入アップに繋がります。
プロジェクトのきっかけは、実は2020年秋に、副理事の宮川典子と代表理事の寝占理絵との出会いでした。寝占のオンライン講演に参加した宮川の「シングルマザーを秘書に養成して収入アップを支援するようなことができたら」と志を語ったことから。寝占も秘書経験者で、平均よりも高い収入を得た経験があり、二人ともシングルマザーだということで意気投合。コロナ禍でマザーリンクの寄付が減ったこともあり、活動資金が枯渇していたことから、クラウドファンディングを決意。プロジェクトのスタートアップの費用を捻出することができ、9月よりプロジェクトをスタートしまし、既に5名のシングルマザーが秘書養成講座に参加し、2名が就労しています。ご寄付いただいた皆様には心より感謝しております。
このプロジェクトは「秘書が欲しい」とお考えの企業を募集し、秘書養成の費用をご寄付いただきます。そして、その企業に就職希望のシングルマザーを私たちが秘書として育成します。支援期間は1年で就労しながら教育プログラムにご参加いただく形です。こうしたシステムにすることで、通常の寄付だけに頼り続けるのではなく持続可能な事業としての形になりました。日経新聞でも取り上げられ、説明会には多くの企業にご参加いただきました。
また、ご共感いただいた社労士さんや会計士さん、弁護士さんと提携契約を結び、会計スキルを身に着けたり、何かあった時にご相談に乗っていただける体制も整えました。