認定NPO法人マザーリンク・ジャパンは、親を支援することで、
「生きづらさではなく、愛が連鎖する社会」の実現を目指しています。
いつの時代でも、どこに生まれても、全ての子どもにとって、子ども時代が幸せなものであるように。母親であることに幸福感と誇りを持てる社会であるように。
2011年の東日本大震災が起こり、被災地域の子育て家庭の窮境を知り、子どもや子育て中のご家庭の支援を始めました。一軒一軒のご家庭に訪問し、必要な支援をヒアリングし提供してきました。
2011
震災をきっかけに子育て支援をスタート
2013
「ひとり親家庭」と「里親家庭」の世帯調査を実施
2015
無料のパソコン教室と就労支援をスタート
2016
不登校・引きこもり解消支援を開始
2018
サポート校「高田国際高等学院」を設立
子育て支援:
・赤ちゃん物資支援
・入学式衣類支援
・シングルマザー支援
私たちが取り組む課題は、子どもにまつわる社会課題です。未来を担う子どもが健やかに成長できずにいる現状が、日本には存在しています。
取り組む課題マザーリンクは、子育て講座を通して子育て家庭に親子間コミュニケーションにおける脳科学や発達心理学に基づいた知識や、おばあちゃんの知恵袋的な知識などもお伝えし、啓発活動で子どもや子育て家庭が抱える課題を社会に伝えています。
活動紹介親が抱える精神的な課題や生きづらさが子育てにも影響し、子どもにも連鎖してしまう。この日本全体の社会課題を解決し、脳科学や発達心理学に基づいた知識や、おばあちゃんの知恵袋的な知識などもお伝えし、子どもが健やかに育つ社会を実現していきます。
私自身、シングルマザーという境遇の中、多くの方のお力を借りながら子育てをしてまいりました。東日本大震災のあった2011年3月に娘が成人し、自身の子育てに終止符を打ったところでした。苦しいこともある中で、私たち親子が多くの方に助けられ、我が子が心身共に健やかに成長できましたことは、本当に幸せなことであり、周囲の方々への感謝の念がたえません。
私が仕事で疲れきっているとき、日曜日で自宅にいるにもかかわらず、娘の同級生のお母さまが、「たまには一人でゆっくりしなさい。」といって娘を預かってくださったりと、こちらから助けを求めなくても、自ら手を差し伸べてくださる方が大勢いらっしゃいました。母親として、社会情勢や家庭の事情で、子どもに充分なことをしてやれない辛さと、周囲の方からの支援に感謝する気持ちとの両方を経験いたしました。
震災にあたり、私が想いをはせたのは、被災しながら子育てをしていかなければならないお母さんたちのことでした。津波で何もかもを失った多くの人々のことを考えると、胸が締め付けられるような想いでした。
そのような想いからスタートした被災地支援でしたが、活動を重ねれば重ねるほど、それまでには見えてなかった日本の子どもを取り巻く社会課題について意識せざるを得ないこととなり、「子どもを救う為には親の支援が必要である事」「より多くの人を救う為には社会課題を解決出来る仕組みが必要である事」の重要と考え、活動の形も変化しながら前進してまいりました。
私には、まだまだ小さな力しかなく、これまでもプロジェクトに賛同してくださった全国の多くの方からのご支援があり、手探りながらもここまで辿り着けました。しかしながら、まだまだこれからも支援の手を必要としている子どもたちが大勢います。継続的な活動をするためには、皆様の協力が欠かせません。
皆さまにおかれましても子どもたちの成長は一筋の明かりとなることと思います。
支援してくださる皆様と共に、日本中の子どもたちの健やかなる成長を心より願っております。
どうか、今後とも、末永く皆さまの支援をいただければ幸いです。