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子どもの貧困対策

被災地のシングルマザーが子どもと生き抜くための教育プロジェクト

パソコンが使えないシングルマザーの収入が低かったことから、無料のパソコン教室と就労支援をスタート。 『きっと、大丈夫!あなたなら出来る!』と励まし続ける活動

【期間】2015年
【対象地区】岩手県・宮城県
【対象者】被災したシングルマザー18名

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既存の仕事に加え、在宅ワークで月+3万以上稼げることを目標に、パソコンのスキルアップの支援等の就労支援を行った。最初に少しパソコンが使えるシングルマザーを雇用し、パソコン講師に育成し、他のシングルマザーを支援する形で進めました。

実態調査から、
パソコンが使える使えないで収入に大きく差が出ることがわかりました。
単に収入面だけでなく、情報へのアクセスなど
受け取る情報のスピードや量も大きく変わってきます。
パソコンが使えれば、後々の就労支援につながるのに。
これがこのプロジェクトを始めるきっかけでした。
単なるパソコン支援ではない。
母子家庭のお母さんたちが生きる自信を取り戻し、
子どもと一緒に生き抜く力を身に着ける為の教育プログラムです。
食糧支援は先の見えない活動です。
今後は経済的自立に繋げる為に、
彼女達もしくはその子ども達に中古のパソコンを支給し、
使い方を指導して在宅ワークが出来るように支援します。
これは単なるパソコンの支援ではありません。

これは被災地の母子家庭のお母さんたちが
子どもを抱えて生き抜く為の教育プログラムです。
決して大げさな表現ではありません。
彼女たちは子どものために必死で生きています。
DVや夫の失踪などで離婚した家庭も多く、
ボロ雑巾のように扱われた彼女たちはあらゆることに自信を失っています。
中には震災で親戚中亡くなって自分と子どもだけが残されたというお母さんもいます。
誰も頼れず心細くて不安で仕方がないと言います。
会うたびに痩せていくお母さんもいます。
お金も思ったように稼げずますます自信がなくなっていきます。
だからパソコンが使えるようになっても、なかなか転職するだけの勇気が持てません。

「きっと大丈夫。あなたなら出来る。」と励まし続けることが必要でした。

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