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子どもの貧困対策

入学式衣類支援プロジェクト スタートの経緯と第一便について

津波で全てを失い、入学式を迎えるご家族に入学式に着るフォーマルウエアを支援、家族写真の撮影

【時期】2011年4月~5月、2012年2月
【対象地区】宮城県沿岸部全域
【対象者】新小学校一年生とそのご両親 1000名程度
【ボランティア等参加延べ人数】300名以上

『入学式衣類支援プロジェクト』を始めた経緯

4月2日
仙台の避難所で炊き出しのボランティアに参加させていただき、直接被災者の方からお話を伺う機会がありました。
そこで、見てしまったのです。お子さんを連れたあるお母さんが、お子さんの見ている前で、他の女性に噛み付いているところを。皆さん、カリカリとしている様子でした。私はそれを見て、「子どもたちのためにも、お母さんたちの精神面をフォローをする必要がある」と感じたのです。
また、「支援物資は沢山あり、困ることはないけれど、支援物資でくる洋服はジャージや防寒着ばかりで、街に出ていけるような服はなく、卒様式にもジャージで出るしかなく、可哀想だった。せめて、入学式くらいは、もうちょっとまともな洋服を着せてやりたい。」というお話しをして下さった女性がいました。「東京には被災地に送られない洋服が山のようにある。何とか仕分けするなどして、入学式に着られるような洋服を届けよう!」そう思いつきました。

4月18日
■第一便のご報告
その後、あるNPOとの連携で、マザーリンクが被災地との窓口になりサイズの確認や数等の確認をし、そのNPOが衣類を集め現地に配送するという約束でプロジェクトがスタートしましたが、その団体との連絡が途中で途絶え、送れる物資がなくなってしまいました。

被災地のみなさんが楽しみにしてくださっています。

これは、「モノの支援」ではなく、「心の支援」でした。

だからこそ、「どうにかして、入学式用の衣類を届けたい!」という私の想いは揺らぎませんでした。
被災者の方々を絶対に裏切ってはいけない。4月21日の入学式に間に合うように何とか約束した分をお届けしたい。そこから、入学式のためのフォーマルウエアと共に、ドライバー、広報担当、仕分けのボランティア等を緊緊急募集しました。

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