啓発活動
支援活動の中で、仮設住宅のとりまとめをしている自治会長さんたちの多くが、一人では対処しきれないほど多くの課題を抱え精神的に疲弊していることを知りました。疲弊し切っている自治会長さんたちを支援しないと復興はありえません。
被災地ではリーダーとなれる人材は圧倒的に不足しています。復興に向けて様々な課題を解決できるよう、励まし合い、共に考え、情報共有できるような関係が必要でした。そこで、2012年4月~9月で仮設住宅の自治会長さんたちを結ぶ活動として、南三陸町、東松島、陸前高田にて『仮設住宅自治会長親睦会』を開催してきました。
仮設の自治会の数は913地区もあり、ボランティアの数も減ってきている中で、一時的なボランティアや住民がリーダである自治会長の立場を理解し、支援し続けることはなかなか難しいことです。
調べた時点ではどの被災地域でも自治会長同士のネットワークは皆無でした。
同じ立場の自治会長同士が悩みや愚痴を言い合ったり、情報交換できるような、互いに支え合えるネットワークを創ることが急務でした。
新潟から中越地震の経験者の方を講師にお招きして
「孤独死を防ぐには」、「自治会運営をどのようにしたらよいか」
等のお話を聞ける勉強会も同時開催しました。
『自治会長親睦会』の内容
■阪神や中越の震災で復興に携わった方のお話し。
支援をした人や詳しい人、または自治会長本人の講演や映像コンテンツの上映。
次のワールドカフェに繋げます。
■ワールドカフェ
数人のグループに分かれ、テーマについてディスカッション
少人数でディスカッションをすることで、話す内容も深まり、お互いへの親近感も深まります。
ワールドカフェについて
ワールドカフェとは話し合いの手法のことです。
新人研修や、社内外のミーティングの場などでもこの手法と取り入れていますが、毎回、驚くほどの大変良い結果を生み出しています。体験したことのない方、是非体験してみてください。
こちらに詳しい解説があります。
■『一緒にごはん!プロジェクト』の紹介(可能なら)
『自治会長親睦会』は同地域で2回行う予定です。2回目で『一緒にごはん!プロジェクト』の紹介をする予定です。
■飲食を伴う親睦会
人は一緒にごはんを食べることで、心の距離がちぢまります。
ざっくばらんに、何でも話すことができます。
お酒が入ってもかまいません。
これは、単に話し合いをするためだけの企画ではありません。
自治会長さん同士の心の距離をちぢめる為の企画です。
但し、勿論、飲酒運転厳禁です。